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Cruella

この記事について

disney+ で配信されている Cruella という映画を見た感想などを書く。

視聴方法

disney+ でしか配信されておらず、他で見るためには映画自体を数千円で買う必要がある。例えば youtube では 2000 円(2021/09 時点)。これは disney+ のサブスクリプション会員を増やすのが狙いだろう。マーベル作品などドラマも配信しているし、ドラマ系に誘導して 3ヶ月でも定着させれば映画一本買ってもらえるよりお金は入ってくる。利益としてはわからないけど、儲かるんだろう。

内容と感想

134分と長めの映画であるが、起承転結がしっかりしていて、テンポがよく飽きない。
今どういうフェーズなのかと頭で整理しながらすんなり見れる。
大まかにいうとこんな感じ。

幼少期。母親が男爵夫人に殺され(このときは事故だと思っていた)、盗人仲間ができるまで。

青年期。盗人を続けつつもなんとかデザイナーになり、母親の敵の男爵夫人の職場に入り込む。
デザイナーとしての才能を見いだされ、成功に近づきつつあった。
しかし、母親が男爵夫人に殺されたのだと気づき、復習を決意。

復習を実行し、あと少しで男爵夫人を失脚させられるところまでくるが逆転され殺されかける

男爵夫人の部下に助けてもらい、一命をとりとめる。さらに自身が男爵夫人の娘だと知る。
それでも再度男爵夫人に復習をしかけ、成功。自身の元の顔であったエステラを殺害させ、クルエラとして生きていくことに。

おそらく、この話の続きで 101匹わんちゃん につながっていく。

感想

主人公(クルエラ)の動機とか行動が一貫していて矛盾がなくとても見やすくて面白かった。幼少期からの夢であるデザイナーになり、途中で復習に目覚め、狂っていく様がよい。自分はファッションが好きなので、いろんな奇抜なデザインが見れたり、当時の1970年代のファッションが楽しめるのもよい。復習を積み上げるも失敗し、再度成功させるまでの展開はありがちだけど見事。ちょっとSFチックな仕掛けもディズニーならいいかと思ってしまった。ダークヒーローものとしてすごい完成度の高い一作だと思う。ジョーカーをもう少し低刺激にした感じに近い。そういうのが好きな人は是非見てみてほしい。