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最近消費したコンテンツたち

結論

自分は世間で面白いとされているものを大体面白いと感じる人間なのでとりあえず読んでみるのは大事だと思った。

最近読んだもの

よふかしのうた

だがしかしの作者の漫画。主人公は吸血鬼に恋をして吸血鬼になることがゴール。その過程で恋愛要素はもちろん、他の吸血鬼との対立(バトル)や数少ない友達との友情など少年漫画の王道をなんだかんだ進んでいる。最初は好きになるまでの恋愛ほのぼの系かと思っていた。13巻まででているが、まだまだ明かされていない謎要素も多く読者を楽しみにさせてくれる。

Hunter X Hunter

コロナ療養中うに暇すぎてとうとう読んでしまった。本当は完結するまで待ってようと思っていた。感想は率直に面白い。読んでわかったのは、富樫先生がこのマンガを完結させるのは不可能なのではないかということ。理由は以下。

  • とにかく先生がマンガを書ける状況ではなさそうだし、今後完治するようでもなさそう
  • 暗黒大陸編のスケールはとても大きそうなのにも関わらず、まだそこにもたどり着いていない
  • 暗黒大陸に辿り着く前の航海部分ですら落ち着く気配がない(能力など風呂敷を広げている段階)

暗黒大陸含め大きく広げた風呂敷で読者をワクワクさせるもお預けを一生くらうかもしれないのが残念。ちなみに暗黒大陸で紹介されていた生き物はなぜかトリコを思い出させた。きっとトリコの作者はこのマンガをみて育ったのではないかと思う。ベルセルク方式で信のおける人に作画任せられないのかな。難しい要素としては、ベルセルクと違って Hunter x Hunter にはコマ内での解説が非常に多いこと。設定が複雑なのだ。ここを間違えるとバトルに矛盾が発生するので絵を書く側は大変だろう。

これは読み手の早く続きが読みたいというわがままなのでしょうがないと割り切っている。きっと先生は自分で書いて完結させたいのではないかと思っているから。そうでなければ椅子にも座れないような状態でマンガ書くなんて自分には考えられないし、あんな複雑な設定や新要素を提供できない。ただ、先生の頭の中にはトンデモ面白い世界が広がっているのだろうけど僕らに届くかどうかわからないのが残念である。

二月の勝者 ー絶対合格の教室ー

中学受験の話。単行本には参考文献が載っていたので絵空事の話ではなく、リアルな話と書かれているので面白い。自分は中学受験をしなかったので、N マークのかばんを背負った同級生がどれだけ勉強していたのかがよくわかった。また親の立場としては、とにかく受験にはお金がかかるということ。6年生の1年間、受験含め一番お金がかかる年で 150万 。マンガで登場した受験塾は 週3、17:00 - 21:30 で月謝 41000円 ほど。これに宿題もあるだろうから子どもは本当に勉強していると思う。そうしてある程度の学校に合格して早くから大学受験へ力をつけた子たち(高校受験の必要がない)が東大や他トップ校を目指せるのは確かにそうだろうなと納得できた。東大出身の子の世帯年収が高いというのはこういった子どもへの投資?ができる面で当然そうなっているのだろう。

12歳の精神がまだ不安定な時期に自身の絶対的な数字と戦うことや、それを支える親。本当に家族一丸となって戦っていく様子が別の世界を見させてくれる。自分には子どもがいないけど、何か受験でもスポーツでも突き抜けて頑張ろうと思うものを見つけてもらえたら精一杯サポートしたいなと思った。

アオアシ

これも自分には縁のなかったユースの世界からプロを目指すマンガ。サッカーをずっとやってきたけれど、市選抜に選ばれることもなかったし(セレクションには参加したことがある)、ましてやジュニアユース(中学クラブ)やユース(高校クラブ)は雲の上の存在だった。なので単純にどういう世界なのかが知れるのがサッカー経験者として面白い。振り返ってみると市選抜に受かる友達がいて、自分は落ちたという経験は初めての挫折というかサッカーのハードルを明確に感じた瞬間かもしれない。初めての市選抜セレクションは小学校4年か5年のときだった。自分はチーム内でそこそこうまいほうだと思っていたけど、試合で戦ううまい子たちと比べるとやはり全然足りない。試合形式の部分でも全然結果が出せなかった。ただ、試合途中でコメントをしてくれた怖い感じの監督はまだ覚えている。本気で教えてくれようとしてた大人はずっと記憶に残るのだろうか。

自分の過去はさておき、このマンガで印象的だったのは各個人の目標が明確にプロになるということ。試合の良し悪しよりも一定自分のパフォーマンスや怪我を避けることが第一。みんながゴールから逆算して行動をしていた。プロになるためにサッカーうまくなりたいと、県ベスト16を目指してうまくなりたいでは前者のほうがサッカーに打ち込む熱が高いだろう。そういった視座の違いを感じられるシーンが高校サッカーとの比較やユース内の仲間とのやりとりで描かれているのが面白い。