科学的根拠により効果が高くないとされている勉強法
いずれも実験によって記憶や応用力に有意な差が見られないという結果が出ている
繰り返し読む
ノートに書き写す。まとめる
どうやるかにもよるが、ただ単にやるだけでは効果が出ない。
後述のようなアクティブリコールを引き出すようなやり方ならありかと思う。
ハイライトや下線を引く
下線を引いて、理解していないことを理解した気にならないように注意しなければならない。
付箋として、あとで振り返り用にマーキングするのはあり。
好みの学習スタイルに合わせる
勉強法は比較が自分で行いにくいので、根拠のあるものを実践する方がいい。
じゃあどうするの?
アクティブリコール
勉強したことや覚えたいことを、能動的に思い出すこと、記憶から引き出すことが学習や記憶に効果が高いとされている。なので、インプットを行い、その内容を引き出して他の人に説明したり、テストで書き出したりアウトプットをすることが重要となる。一度覚えた内容を思い出すだけでも効果があるらしい。
プロダクション効果
情報のインプットは黙読だけではなく、ブツブツ呟いたり書き出すほうが記憶に残る。
プロテジェ効果
誰かに教える、教えようとすることで学習内容が深まる事象のこと
分散学習
定着に効果のある学習のためには、内容を日を空けて繰り返し学習するのがよい。間隔は、等間隔でも徐々に延ばすでもどちらでもよい。短期で成果を求められる場合は、2回目の復讐を2-3日後におくとよいらしい。
どう学習するのがいいの?
上記を
- 白紙に覚えたいことを元の情報を見ないで書き出す(口に出してみたりもする)
- わかってないこと、忘れていることについて教科書を見直し情報を確認する
- 1と2を繰り返す
- 時間をおいて 1 - 3 を繰り返す
精緻学習
勉強した内容に対して、「なぜそうなっているのか(Why)?」、「どのようにそうなっているのか(How)?」などと、自分自身に質問していく勉強法
自己説明
自己説明とは、何かを学習している時に、学習者が自分自身に向けて、学習内容や学習過程の理解について説明することを指す。例えば以下のような問いは自己説明を促せる。
- この情報を自分の言葉で説明してみてください
- このページで、すでに知っていることは何ですか? 新しい知識は何ですか
- この新しい情報は、あなたがすでに知っていることと、どのように関連していますか?
- この中で理解できなかった点はどこですか?
自己決定理論
その前にモチベーションの大別
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内発的動機づけ
- その行動自体に楽しさや興味を見出す(好きだからやる、楽しいからやる)
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外発的動機づけ
- 外からの報酬や罰に反応して生じる
内発的動機づけから生じる行動のほうが質や継続性が高いと考えられる。そして、自己決定論では人には 3 つの心理的欲求があり、これらが満たされることで内発的なモチベーションが推進されると考える。
- 自律性: 他人に強制されたり圧力を感じたりせずに、自分の行動を自分で選択・決定すること。
- 有能感: 自分が何かを上手にできるという実感や、特定のタスクや挑戦を成功させる能力
- 関係性: 他人とのつながりや帰属意識をもつこと
ゲームは上記を大体満たしてくれる。そのため、長く続けることができるし、熱中させてくれる。仕事や教育などに応用可能で、組織やチーム作りにも役出てることができる。
内的動機づけによる学習に見られる好奇心を持つと脳にはよい。ドーパミンが放出される。ドーパミンは、新しい知識の探究を促すだけでなく、集中力を高め、新しい情報の取り込みと長期記憶への保存にも寄与する。